■医療植毛とは
医療植毛とは自分の髪の一部を使用して、薄くなった部分や、怪我によりはげてしまった部分などに、植毛する技術のことです。
一般的に後頭部の皮膚を採取し、グラフトと言われる株に切り分けて薄毛の部位に移植します。
グラフト1株の大きさが治療法により異なります。 |
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■一般的な医療植毛の治療の流れ
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局所麻酔 |
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局所麻酔を行います。 |
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ドナー採取 |
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後頭部の皮膚を毛根ごと採取します。採取する皮膚の大きさは治療により異なります。 |
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株分け |
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採取したドナーを毛1〜3本の株(グラフト)に分けます。(グラフトの大きさは治療法により異なります) |
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グラフトの移植 |
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薄毛の部位にグラフトを1株1株丁寧に移植します。生え際も頭頂部も自然な毛流や密度を形成します。
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■医療植毛の種類
「パンチ法(パンチグラフト)」
有毛部から直径3,4ミリ程度の毛髪の束を40個ぐらい切り取り、植えこむ方法です。
「ミニグラフト法」
ミニグラフト法は、一つが3〜9本程度の植毛片を移植する術式で、パンチグラフトに比べると見栄えが良いようです。
「マイクログラフト法」
ミニグラフト法よりさらに細かく1〜3本の植毛片を使用する術式をマイクログラフトといいます。細かな作業が要求されるが、密度の調整が容易で見栄えがさらに良い方法です。
「単一生毛植毛法」
単一生毛植毛法は、後頭部から紡錘形に有毛部の皮膚を切りとって、1本から数本の毛根ごとに株分けして、薄毛の部分に植えていく方法です。
「フラップ法」
側頭部の頭皮を一部を残す形で切り取り、それを前頭部に移動し生着させる方法です。一度に多くの毛を移植できるのがメリットですが、瘢痕が残りやすい、組織の壊死などの危険があることなどから、現在では殆ど行なわれなくなってきています。
「スカルプ法」
頭皮が露出している部分を切り取って残りの部分を縫合する手術です。
傷跡が目立ちやすく、現在では殆ど行なわれません。
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